終活・エイジングノート

きっかけは師匠である私の父の死でした。

「終活」とは…

「終活」とは…

数年前、自身の介護や葬儀について考える活動として「終活」という言葉が流行語となりました。以来、積極的に「終活」に取り組む人は増加しているようです。

現代社会では単身世帯、核家族化、高齢化社会など個人や家族、社会の在り方も多様化してきました。

そのため人々の繋がりは希薄となり、家族であろうともお互いの想いが伝わりづらい時代となってきています。そんな中、自身の最期を考え準備、活動する「終活」が必要とされるようになり、そのきっかけがエイジングノートだったのではないでしょうか。

お寺で生まれたエイジングノート

お寺で生まれた
エイジングノート

私自身、先代住職である父の突然の逝去に大変苦労しました。

〝もっと色んな話しをすれば良かった〟
〝何か伝えたかったことがあったのではないか〟

取り戻すことが出来ない故人との時間に大きく後悔しました。
そして僧侶として多くの葬儀に関わるなかで、故人の想いにかなった葬儀が出来たのだろうか・・・と心苦しく葬儀を終えているご遺族の姿を幾度となく目にしてきました。

その経験から自身の人生を振り返るだけではなく、残された遺族が故人を偲び、心の整理をする手助けになればとの想いからこのエイジングノートを出版しました。

エイジングノートの内容について

わたしについて

基本情報(学歴・職歴・資格・免許・緊急連絡先・病院データ・持病・年金)学問、仕事への想い

わたしの家族

配偶者・両親・子ども達へ伝えたいこと
(記念日・イベント・思い出)

わたしのこれから

これからチャレンジしたいこと
友人へ伝えたいメッセージ

わたしのお願い

介護について(治療・介護費用・告知・臓器提供・後見人)

わたしのお葬式

葬儀について(菩提寺・戒名・葬儀費用・参列者・お墓・納骨)

おわりに

フリースペース(遺言書について・ペット・もしもの時連絡してほしい人)

金銭に関わる項目がありません。

このノートは従来のエンディングノートとは違い「財産」「遺産」などの金銭に関わる項目がありません。
〝最後・結末〟を表すエンディング(ending)という寂しい言葉ではなく
〝人生を重ねる〟という意味のエイジング(aging)という言葉を用いたのもその為です。
このノートを書きながら、自分の人生を見つめ直し、そこからまた良い人生を重ねて欲しいという願いからです。

「終活」は仏教の教え

しょぎょうむじょう
諸行無常

仏教の根本であるこの言葉は、全ての人や物は常に移り変わり
いつかは滅んでいくというお釈迦様の教えであります。

限りある人生だからこそ「死」を前向きにとらえ、残された人生を悔いなく精一杯心豊かに生きていく。
「死」と向き合うことは「生いきる」と向き合うことです。
終活とは前向きに人生を重ねるためのものであり、仏教の教えに基づいたものであります。

生前戒名について

先ず臨終の事を習って後に他事を習うべし

また、日蓮宗の開祖である日蓮聖人も

先ず臨終の事を習って後に他事を習うべし
まずりんじゅうをならってたじをならうべし

自分の臨終(死)について先ず第一に考えなければならない。
明日自分の人生が終わっても悔いのない人生を送れるよう日々努めなければならないと
ご教示されました。

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